2017.11.19
11月12日に名村造船所跡で開催された「みんなのうえん祭2017」にExFarmチームで参加しました!
みんなのうえん祭とはラボ近くのコミュニティ農園「みんなのうえん」さんが企画するイベントで、会場ではフード/ドリンク/物販/ワークショップのお店が数多く出店されます。
同じ場所で「すみのえアートビート」という大きなイベントも開催されており、地元の人を含め多くの方が集まる北加賀屋の一大フェスティバルになっています。
そんなイベントに我々ExFarmチームが「モヒート製作ワークショップ」で乗り込むことになりました!
最初はモヒートを全自動でつくるマシーンを作ろうということでプロジェクトが始まりましたが、
冷静な協議の結果、大事なところのみ自動化するするという事に軌道修正。
最終的な開発方針は以下の通り。
「自分好みのモヒートを作る体験をしてもらいつつ、味のバランスを左右するラムとソーダの量だけはマシンで制御して出す!」
苦労ポイント①
ワンショットメジャーというカクテルを定量吐出するための機構。
黒い部分を押し上げるとカクテルが出るのですが、ここのトルクが予想以上に強力で…
出るところをちゃんと見せたいという欲を盛り込みつつ、パーツの形状や軸の位置を調整していきました。
苦労ポイント②
ソーダはエアポンプを使って空気で押し出しているのですが、ソーダが減り空気の部分が増えると吐出量が減ってしまうという課題が表出。このままではモヒートがどんどん濃くなるということで解決に向けて試行錯誤しました。
回数ごとの吐出量を計測中。
苦労ポイントを投げかけると鬼技術マン達が様々な解決方法を提案してくれました。
こういうのがファブラボコミュニティの素敵なところ。
そして、私が挫折したシシオドシ計画に代わり登場したのが、阪本さん渾身の非接触型水位計。
ペットボトルを透過し、中の水を介して流れる電流を用いたクール過ぎるセンシングシステム。口に入れるものだから、ソーダが何かに触れるのは避けてほしいという要求に見事に答える素晴らしい回答。こちらもラボでの実験を経て開発が成功しました!
肝心のミントは私がみんなのうえんで育ててきたキューバ原産のハーブ「イエルバブエナ」。日本ではスペアミントを使うことが多いですが、モヒートの本場キューバでは、このイエルバブエナが使われている(らしいです)。
寒くなりだいぶ量が減ってきていたので心配しましたが、何とかもちました!
そんなこんなで始まったみんなのうえん祭。
会場では巨大なラバーダックがお出迎え。
飾り付けも終わりセッティング完了。
今回パリピ感を少し出せたのは個人的に大きな成果だと思っています。
それではモヒート作成工程ごとに製作物紹介。
①ミントボックス(担当:森本)
衛生面を考慮し蓋付きのボックスを製作。白い部分を回転させて空ける仕組み。
蓋を空ける際に、
・ミントに触れる面に手が触れない
・蓋を置く必要がない
ように設計しました。
②ミント潰しゾーン(担当:システム開発:阪本、BlueTone/筺体製作:森本)
ペストル(ミントをつぶす棒)を取り外している間、ダンスミュージックが流れるシステム。
金属のペストルを外すと導通が切れ、それをトリガーに音楽が流れます。リズムに乗りながら軽快にミントをつぶしてもらうためのおもてなし。Facebook上で軽く物議を醸しだした白い物体はペストルを支える台でした。
③ラム&ソーダ出しマシーン(システム開発:BlueTone/ソーダ量制御:阪本/筺体設計、製作:森本)
最終的にラム、ソーダともにいい感じに吐出できるようになりました◎
たまに巻き上げきれずに手動でラムを出すこともありましたが、そこは大阪、
「手動かい!!」というツッコミを頂戴して完結します。
何度かワイヤーが切れたりもしましたが、おかげでスムーズに修復できるテクも身に付きました。
完成したソーダ量制御システム。
ペットボトル1本から8杯分取れるので、8段階です。
実はラムの瓶交換用に前方に倒れるようになっているのですが、配線のことを考えておらず実運用はされず。作ってみて初めてわかることもあるよねーと言い訳して、この機能は封印しました。
④モヒート置台(担当:ムラサキ)
インスタ映えを狙った光る台。光り方にセンスを感じます。当日は直射日光の影響を受けてしまいましたが、写真を撮りたくなる感は異常。屋内イベントだったら最高な気がします!
⑤看板/装飾(担当:ムラサキ)
オシャレイベントの中のブースとして違和感ないよう看板やガーラント風装飾も製作。
デジタルファブリケーションはこういうの作るのにとても便利ですね。
1か月半程度の開発期間で、よくここまでできたなーというのが正直なところ。
チームパワーのすばらしさを感じました!
来場者の方たちにも好評いただけたので、改良してまたどこかのイベントに持っていきたいなーと思っています!
新アイデアあればどしどしチームメンバーに投げてくださいー!
イベントのオファーもお待ちしております!!
2017.11.10
こんにちは。ファブラボ北加賀屋の森本です。
番頭募集についてお知らせいたします!
現在ファブラボ北加賀屋では新たな番頭さんを募集しています!
番頭とはユーザー兼、場を管理する人という位置づけで、ヘビーユーザーにとって嬉しいポイントと引き換えに、運営の一部をお任せしております。
ラボをよく利用される方はもちろん、運営の一部に関わってみたいという方は、是非ご応募いただければと思います!
概要はこちら
概要としては以上の通りですが、条件とはいかないまでも、共有したい考え方や期待する役割などもありますので、まずは一度お話できればと思います。
いきなり応募はちょっと…という方は、ラボに来られた際に当日の番頭さんとお話ししてもらってもいいかもしれません。
まずはどんなものか知ってもらって、「やりたい!」「できそう!」ということであれば、是非番頭になっていただければと思います!
どうぞ宜しくお願いいたします!
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ご応募、お問合せはこちらからお願い致します。↓
2017.11.09
ファブラボ世田谷の一周年記念イベント内のトークセッションをファブラボ北加賀屋で中継します。
ファブで作ったものを人にあげたり売ったりしている人や、これからしたいという人にぜひ聞いてほしい内容です。PL(製造者責任法)法、ご存知ですか?作ったものを人に売るときに気をつけらければならないこと、意外に知らないですよね。
東京には行けないけど興味がある、という方はぜひファブラボ北加賀屋で。申し込み等は必要ありませんので、ご自由にファブラボ北加賀屋までお越しください。あわせてラボの見学もどうぞ。
※中継について、中継元・ラボの環境によって聞きにくかったり落ちたりといったことがあるかもしれません。ご了承ください。
11/25 16:30からはトークセッションFabSafeSummit「ファブの安全性と品質評価」を開催します。
ファブラボやメイカースペースで制作したものを、製作者自身が使うだけでなく、「人に渡す」「販売する」ことへの取り組みが増えています。
慶應大学SFC研究所ファブ地球社会コンソーシアムで取り組まれた研究「ファブでつくられたものの安全性を管理する仕組み(強度評価、衛生管理)」「ユーザーとの関係を結ぶ協力ライセンスの研究等」成果をお話頂き、それを元にセッションを行います。
ファブで作られるものや3Dプリント出力品を「人に渡す」「販売する」場合に知るべきこと、押さえておくべきことは、現状少し曖昧になっている部分もあるように思います。このトークセッションを契機として広く知見が広がっていけばと思います。
-講演者
慶應義塾大学環境情報学部教授/ ファブラボジャパン発起人 田中 浩也氏
慶應義塾大学SFC 政策・メディア研究科特任助教、(株) SHCデザイン 増田 恒夫氏
慶應義塾大学SFC 政策・メディア研究科、看護師 / Medical Design Engineer 吉岡 純希氏
-概要
今回で3回目となるものづくりの安全をテーマにしたイベント「FabSafeSummit」。今回はファブで製作したものを、「人に渡す」「販売する」場合に知っておかなければならないことをテーマに開催。製造物責任法(PL法)や、3Dプリント品の衛生管理や強度試験方法など、ファブでつくられたものの安全性を管理する仕組みや、ライセンスに関する研究成果を発表します。
2017.11.02
先日オープンしたFab Academy 2018のアプリケーションページ。
http://fabacademy.org/application-form/
スタート時はファブラボ北加賀屋がnode(ノード:Fab Academyを受講できるラボ)として登録されていませんでしたが、無事申請が通り、登録が完了しました。
既に申込フォームの中のnode選択の項目で「Fab Lab Kitakagaya」が選択できるようになっていますので、
当ラボで受講を希望される方は申込みを進めていただければと思います!
なお、受講される方は、申込み時にご一報いただけると幸いです。
授業内容や申込み方法等に関するお問合せは引き続き受け付けておりますので、
ご質問や不安な点がありましたら、お気軽にご連絡ください!
2017.10.18
Fab Academyのサイトで2018年度の受講申込の受付が開始されています!
http://fabacademy.org/application-form/
参加費:5000USD
申込締切:12月25日
卒業式(FAB14):France Toulouse
確か去年の締切は11月30日で、その後数週間延長されました。
今年はあらかじめ遅めに設定されているので、延長はないかもですね。
定員オーバーで受付終了になることはないですが、申込みされる方はお早目にどうぞ!
なお、申込みフォームの中に、
「どこのファブラボで受講しますか?(Which Node (Fab Lab) are you applying for? )」
という選択肢があるのですが、Fab Lab Kitakagayaは、申請がまだ反映されておらず、今のところ選択できません。
(more options will be added soon)
とのことなので、Fab Lab Kitakagaya で受講する予定の方は、申込みフォームに目を通していただきながら、しばしお待ちいただければと思います!
授業内容や申込み方法等に関するお問合せは随時受け付けておりますので、
ご質問や不安な点がありましたら、お気軽にご連絡ください!