【番頭リレーブログ#12】ロボットづくりのすすめ

2016.08.27

番頭のakisakuです.

約1年前にFABLABなるものをネット知り,FABLAB北加賀屋を訪れました.しばらくして,ちょうど番頭募集があり,見習い期間を経て,今年の4月から番頭の1人になりました.普段は企業でメカ系エンジニアやっています.

 

私の個人用名刺には「ロボット大好きエンジニア」と書かせてもらています.ロボットやりたくて大学では機械工学を学び,ロボット研究会でキャプテンやっていました.ロボ研の頃は図面を描き,旋盤やボール盤を使って制作活動していましたので,ラボに置いてるレーザー加工機や3Dプリンタなどの装置を使うのはお手のものです.

 

現在ラボでは装置の使い方や機能を試しているところです.これから,動きの変わったロボットやからくりを試作したいと思っています.

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現在の机上

 


ロボットの作りやすい時代がやってきました

ロボットと言われるとどういうものをイメージされるでしょうか? ドラえもんのようなアニメや空想は置いておいて,現物のロボットです.

 

2足歩行で歩くHONDAのASIMO(P2と呼ばれた初代公開機は中学生の頃)でしょうか.最近ならば,ソフトバンクのPepperくんでしょうか.ルンバくんも「ロボット」掃除機と呼ばれます.

 

製品となっているような高性能ロボットは何十人ものエンジニアが設計しているんですが,個人が作れるようなロボットもあります.ロボットキットやラジコンを想像してもらうといいかと思います.モーター数個とセンサが載っているガシャガシャ動くもの.自分が欲しいと思った機能を持つロボットを,自分で構想して設計して作るためには,「お金」と「ある程度の知識」が掛かります.

 

しかし,ロボットを作りやすい時代になりました.設計に関しては個人利用できる3DCADで使いやすいものが出てきたり(最近のおすすめは断然Autodesk社のFusion360!),制御部としてArduinoが使えるようになったりしています.Arduinoの互換機なら1,000円程度で買えます.大学時代は安いマイコンと言えばPICマイコンでしたが,プログラムするためのライターが1万円もしたんですよ.

 

何より私のようなメカ屋さんにとっては,ロボットの構造や機構を作る加工装置が必要です.これまでは,手軽に使える場所が大学にしかありませんでした.大学卒業したら,単純機構の組み合わせで済ますか,すっごく手間のかかる手作業を頑張るか,高いお金払って外注してもらうしかなかったんです.しかし,FABLABを始めとするファブ施設が出来始め,身近な加工装置の使える場所ができました.「ある程度の知識」に関しても,この手のネット情報もずいぶん増えましたし,判らないことがあれば聞ける人材がFABLABにはうようよいます.

 


ロボットコンテストに行ってみませんか?

個人でロボットが作れるようになって,何のために作るのでしょう.どんなものが作れるんでしょうか.自作ロボットが気軽に見れる機会として,ロボットコンテスト(以下,ロボコン)があります.

 

ロボコンと言えばテレビでやってるやつ,を真っ先に思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか.これは,NHKロボコンと呼ばれるもので,大学部門と高専部門があります.毎年NHKで放送していますので,チェックしてみてください.毎年,無理難題をアイディアで解決していく学生さんは本当にすごいです.

 

世界大会までやっているような大きな大会としては,ロボカップがあります.最初はサッカー大会でしたが,レスキュー部門や,家で働くロボットを想定したホーム部門が増えました.今年ドイツでやった世界大会は,来年は2017年7月に名古屋開催です.テレビではやっていませんので,チェックして現地に行きましょう.

 

もう1つ,ご紹介したいのが私が大学のときに参加していたレスキューロボットコンテスト.毎年約20チームの参加がある大きなロボコンです.阪神大震災をきっかけに,レスキューへの啓蒙活動や教育を目的に始まったコンテスト.災害地に救助を待っている人がいるけど二次災害の可能性があるので,ロボットを遠隔操作して助けに行く,というストーリー.毎年6月末頃に神戸と東京で予選,8月に神戸で本選があります.こちらもテレビ放送ありませんので見に行きましょう.入場料無料です.

レスキューロボットコンテスト

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レスキューロボットコンテスト.2016年は8月初めに開催.

この記事が紹介される頃には終わったところですが,来年も同じ頃に開催予定です.


ロボコンに参加しよう

上で紹介したロボコン.見に行くのはおすすめなのですが,いきなり個人で参加しようとすると結構ハードルが高いです.基本的には高校〜大学の学生のチームで参加になります.最後に個人で参加できるような手軽なロボコンを紹介しようと思います.ロボットを買って,モーション(ロボットの動き)を作りこむだけで参加できるロボコンもあります.

 

20cmほどの人型のロボットを見たことがあるでしょうか? 10年ほど前に近藤科学がKHR-1というロボットキットを約10万円で出してから,他の会社も追随する形で広まりました.モータの数にも寄りますが,数万円から購入できます.

 

人型ロボット同士のバトル(壊すわけではないので相撲に近い)で有名なのがROBO-ONE.主に関東で開催されます.ROBO-ONE以外にもバトル系の人型ロボコンは幾つかあり,関西ではロボファイト姫路・ロボチャレンジがあります.

 

バトルではなく,救助活動をするのがヒト型レスキューロボットコンテスト.毎年,秋ごろに大阪電通大で開催されています.障害物を乗り越えてガレキを避けたら,要救助者を抱えて救助します.今年のヒト型レスコンは 2016年11月6日(日)に大阪電気通信大学で開催予定.選手の参加締め切りは10月21日(金).デビュー戦いかがでしょうか?

14089339_1065181490214303_269728352_n 写真はヒト型レスコンのFacebookより許可を得て掲載.要救助者を抱え上げたところ.

 

以上,ロボットづくりのすすめでした.