ファブビークルキット製作ワークショップ

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※9/4追記
DAY1が満席となっておりますが、全日受講希望者に限り受講を受付致します。
ご希望の方は、DAY2、DAY3をお申込みの上、本ページ下部の問合せ先アドレスまでご連絡ください。
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ソフトウェア開発とハードウェア開発の基本的な技術を統合的に学べるキットマシン「ファブビークルキット」を製作する全3回のワークショップです。

 

近年の開発環境の進歩により、個人のものづくりにおいてもソフトウェアとハードウェアの境界があまりなくなってきています。 特に3Dプリンタなどデジタルファリケーションの普及により、ハード側の自由度がはるかに高くなっています。 しかし、それらを統合したものづくりを行う場合は、全体を同時に見る必要があるため、ソフトだけ、ハードだけの場合にはない難しさがあります。

 

本ワークショップでは「機構設計」「デジタルファブリケーション」「電子工作」の3つのカテゴリーで構成され、
それぞれについて基礎的な知識や技術を学びながら、モノを完成させるのに必要な技術を総合的に学びます。

 

全体を同時に学ぶという事でボリュームは大きくなっていますが、 講座の内容については初心者の方を対象としております。

 

これからものづくりの世界に飛び込みたいと考えている方が「完成品を元に仕組みや作り方を一つ一つ学び」ながら
「自分で考えてモノを作るための基礎体力を身に付ける」ことを意識したプログラムとなっています。

 

Fab Vehicle PJとは・・・
機構設計、3Dモデリング、ソフトウェア開発など、各領域のエキスパートで構成される動くモノを作るチーム。
https://fablabkitakagaya.org/cms/project_archive/fab-vehicle-pj/

 

ファブビークルキットとは・・・
Arduino UNOを搭載し、プログラム(スケッチ)に応じて前輪の舵を切りながら走行するマシン。
シャーシ、ホイール、機構部分など、ほとんどのパーツを3Dプリンタとレーザーカッターで作ることができます。

 

本ワークショップは全3回で構成されています。
DAY1:デジタルファブリケーション基礎
DAY2:機構設計基礎
DAY3:電子工作基礎

 

全てご参加される方も、お手数ですが各回ごとにお申し込みください。
単発での受講も可能です。

 

DAY1の申込みはこちら→満席のため、受付を終了しました。 (https://atnd.org/events/69467 )

DAY2の申込みはこちら→https://atnd.org/events/69469
DAY3の申込みはこちら→https://atnd.org/events/69473

 

日時

DAY1:2015年9月19日(土)10:00~17:00(休憩:12:00~13:00)

DAY2:2015年9月26日(土)13:00~16:00
DAY3:2015年10月3日(土)10:00~17:00(休憩:12:00~13:00)

 

場所

ファブラボ北加賀屋(コーポ北加賀屋共有スペース)
大阪市営地下鉄四ツ橋線「北加賀屋駅」4番出口から徒歩10分
https://fablabkitakagaya.org/cms/access_page/

 

料金

全日程参加:22,500円(受講料15,000円/材料代7,500円)

 

DAY1:6,000円(受講料6,000円/材料代0円)

DAY2:5,000円(受講料3,000円/材料代2,000円)
DAY3:12,000円(受講料6,000円/材料代6,000円)

 

※料金は当日会場でお支払ください。

※製作物を持ち帰らない場合は、材料代は不要です。
※全日程受講、及びDAY3でArduino UNO&書込み用ケーブルを持込まれる場合は-¥3,500となります。

 

対象

中学生以上のものづくり初心者の方。

(DAY1,DAY3に参加される場合)
123D Design,Inkscape,Arduino IDEをインストールできるノートPCを持参できる方。
※持参できない場合はご相談ください。

 

内容

<DAY1>デジタルファブリケーション基礎

3Dプリンタとレーザーカッターで加工するためのデータ作成用ソフトの基本的な操作方法を講義と演習を交えながら学びます。
また、3Dプリンタやレーザーカッターの種類や仕組み、データ作成から出力までの一連の流れ、オープンデータによるものづくり等の周辺情報についても紹介します。

(概要)

・3Dプリンタの概要
・123D Designによる3Dモデリング(※1)
・レーザーカッターの概要
・Inkscapeによる2Dデータ作成(※2)
・出力デモ

 

(※1)123D Design講習の内容
-画面の動かし方
-平面図の書き方
-立体の作り方(Extrude,Direct,Loft)
-オブジェクトの動かし方
-オブジェクトのコピー
-スナップ
-合体する(Merge)
-差し引く(Substract)
-Press Pull
-面取り(Fillet,Chamfer)
-グラフィックソフトからの立体造形(デモ)
-設計演習(ホイールのデータ作成)

(※2)Inkscape講習の内容
-新規ファイルの作成
-キャンバスサイズの変更
-四角形の書き方
-丸の書き方
-多角形、星の書き方
-ベジェ曲線/直線の書き方
-色の変更
-パスファインダー系の操作
 (統合、差分、交差、排他、分割、パスをカット、結合、分解)
-歯車の作り方
-レイヤー
-保存
-設計演習(シャーシのデータ作成)

 

<DAY2> 機構設計基礎

機構設計基礎では動くモノ、動く部分があるモノを作る時に必要となる機構について学びます。
キットに用いている機構をベースに、ギアやモーターについての基礎的な知識、そしてリンク機構の例としてアッカーマン機構の原理について学び、最後にキットの車体パーツを組み立てます。

(概要)
・モーターの基礎
  -モーターの種類
  -各モーターの特徴
・ギアの基礎
  -ギアの役割
  -ギアの種類
  -ギアの各部の名称
  -歯数と減速比
  -ギアボックスの組立
・アッカーマンリンク機構の仕組み
  -いろいろなリンク機構
  -アッカーマンリンク機構の理論
  -アッカーマンリンク機構の組立
・ファブビークルキットのシャーシへのパーツ取り付け

 

<DAY3> 電子工作の基礎

電子工作の基礎講座は大きく入門編と応用編で構成されています。
入門編ではフィジカルコンピューティングの基本的な説明からはじまり、Hello World、LEDを点滅させる制御(Lチカ)を通してArduinoの基本的な使い方を学びます。
応用編では、実際にファブビークルキットで使用しているサーボとDCモータの動かし方を学んだ後、 ファブビークルキットの回路を組み立てを行い,ビークルを動かします。

(概要)
入門編
・Arduinoでフィジカルコンピューティング
 - Arduino IDEのインストールと、Arduino スケッチ(プログラミング)の基本ルール
 - Hello World (パソコンとArduino通信)
・Arduinoでプログラミング-サンプルプログラムでの演習
 - LEDの自動点滅(Arduinoのデジタル出力)
 - LEDの手動点滅(Arduinoのデジタル入力)※紹介のみ
応用編
・Arduinoでモータを動かそう
 - サーボ制御
 - モータドライバを使ったDCモータ制御
・ファブビークルキットを作ってみよう
 - ブレッドボードを使った回路作成
 - ファブビークルキット用スケッチの説明
 - ファブビークルキットの動作確認

 

問合せ先

Fab Vehicle PJ 担当:森本
Email:morimoto@fablabkitakagaya.org