関西にもファブラボを!

日本では、2011年からFabLab KamakuraFabLab Tsukuba、2012年からFabLab Shibuyaと、関東でFabLabが相次いでオープンする中、2012年1月から「関西にもFabLabを!」と有志のメンバーが、議論の場「FabFoo Kansai」を作りました。ほぼ月1での顔を合わせてのミーティングや、Facebookの公開グループでのやり取りを通じながら、運営の方法や場所、工作機械の選定など、話し合ったほぼ全ての情報を公開しながら緩やかに検討を進めていました。
そんな中、具体的な拠点の話が持ち上がり、話が動いたのが2012年9月。 大阪市住之江区北加賀屋にある名村造船所跡地で開催された「DESIGNEAST 03」で、「FabFoo Kansai」の取り組みをご紹介させていただける機会を得ました。
その場に集まった新たなパートナー達の働きかけもあり、2013年の年明けから、「FabLab Kitakagaya」として、ここ北加賀屋にある協働スタジオ「コーポ北加賀屋」に拠点を構えることとなりました。

FabLab Kitakagayaの活動

成り立ちからして、「FabLab Kitakagaya」は偶然の出会い(ご縁)の連続で話が進展し、設立された経緯があります。そこで、「FabLab Kitakagaya」では、ご縁をいただく方々との水平なネットワークを活用して、自分たちのつくりたいもの(こと)を実現できるようにサポートを行いたいと考えています。
「FabLab Kitakagaya」に設置される機材は、みなさんが「実現したい!」と考えるミッションのためのツールとして利用していただき、そこで生まれた成果を世界のFabLabber達とそして世界と共有してください。
また、定期的に行なわれるワークショップ(隔週での開催を予定)などで、新たな経験を学ぶ場としての活動もおこなっていきます。その経験を自身の制作(プロジェクト)に活かしてください。
「FabLab Kitakagaya」では、場所と設備の維持を参加会員の年会費でまかないます。「自分たちのつくる(学ぶ)場は自分たちで確保する!」という点からも、ものをつくるというということにおいて、参加する全員が対等な関係性を構築できればと思います。

FabLab Kitakagayaのビジョン

短・中期のビジョンとして、ファシリティー(設備)を移動式にするモバイル化を進めていきます。
北加賀屋という土地だけにとどまらず、都市圏が密接した関西という地域で、様々な場所へ工作機械を持ち運ぶことで資材や人材を一点に集約することなく各地でものづくりを行い、FabLabというインフラで過程・成果・反省点を公開し、それぞれの場所を繋いでいくことを目指します。 動植物が行き着いた土地それぞれの特色に適合するように、「FabLab Kitakagaya」もモバイル化によって各地域に適正化された技術やノウハウを得ながら「漂流する設備」となることを構想しています。
この計画は今後「FabLab Kitakagaya」のひとつのプロジェクトとして、進行していく予定です。 そして、活動に共感いただき「私たちの住んでいる地域にFabLabを!」と考えているみなさんとも連携を行なえればと考えます。そのためのノウハウや設備の使用方法の共有など持ち得る情報はすべて公開・共有しますので状況に応じてお互いにサポート(有償/無償にて)していければと考えています。
さらに、長期ビジョンとして、各地に分散したワークショップや工作機械・設備などの場所をネットワークとして繋ぎ、自分たちがつくりたいもの(こと)のアイデアを持ってそれらの場所を転々と行脚し、地域特有の素材・技術や新たな加工法などを学びながら、自分たち自身でつくることを実現できる状況を構築したいと考えています。 ご協力をお願いできる対象として大学・企業などが考えられますが、それぞれを繋いでいくには様々な課題をクリアすることが必要です。今後ビジョンを共有していただける方々と、開かれた場で議論を展開していきます。 (FabLab Japan Network