2013.12.24
12月20日、金曜の講習会。最初はざっとプロジェクターを使ってファブラボの説明からレーザー加工機の使い方を説明します。それから実際に作ってみようという事で身近にあるスマートフォンやiPadを利用しデータを作り、レーザーで出力してみる即効的なワークショップを行いました!
レーザー加工機は平面出身の私にも抵抗なく、気軽に作れる!という所に私は魅力を感じてています。機械が苦手な方でも何気ない落書きが気軽に出力出来るという事を実証した良い試みでした!
レーザー加工機を使ってのワークショップは12月22日と連日続きました!講師は箒ギターで北加賀屋の会員の中で有名な久保さん。そんな久保さんのクリスマス使用のアクリル版のイルミネーション作りです。
久保さんとは山口のYCAMで行われた“Yamaguchi Mini Maker Faire”で初めてお会いしました。今は福岡の大学院に通いつつも実家が大阪という事で度々帰省される際にはファブラボ北加賀屋にも立ち寄ってくれています。
一番右にいるのが久保さん。
その日のワークショップ内容は、参加者の加藤さんが名古屋から持ってきて下さったゲルの内部の天井に作ったものを飾り付け、自分の作ったイルミネーションを観ながら高橋さん(羽ばたき飛行機の制作者)の作った鍋を食べるというコース。贅沢!!
ゲルの内部の様子。
この様子を見ながら年齢も職業もバラバラで一見何の集まりか不思議に思うこのコミュニティーですが同じ時代に生きる日常生活者として集うコミュニティーの強さを感じます。特に今回、衣食住の「食」と「住」を共有した事によってより強く感じたのかもしれません。今年もあと僅かな今、もう一度初心に帰って田中浩也さん著作の「FabLife」を読み返そうかなと思っています。
2013.12.19
行ってきました!見学ツアー!
神戸新交通ポートライナーに乗って、医療センター駅で待ち合わせ、計11名でメイカーズに訪問!
五十嵐社長、直々にメイカーズのシステムを丁寧に教えて頂きました。
機材を使う際の注意事項やマナー、設備利用までの流れ、利用出来る機械設備、講習会、会員プランなどの説明を受け、実際に機械を利用する場内に案内して頂きました。メイカーズの会員キャパは約300人程度とあって北加賀屋よりも多い分利用時の注意や規約は勿論の事、一人で機材を使い制作するまでにライセンスを取得しなければならないシステムを取り入れているのが印象的でした。(しかし、今年9月に設立開始した事もあり料金プランについては様子見の所もある様です。)
場内は広く、レーザー加工機の販売で国内No.1の実績を持つコムネット株式会社が運営を行っているとあってレーザーの機材が豊富でした!特に私は大型レーザーや金属加工のレーザー、3Dレーザーという加工機があるとはメイカーズに来るまで知らなかったので実はとても感動的。
他にも紙切り抜きレーザーだったりUVプリンターなど特殊な加工機を見させて頂きました。とはいえ集中して使われているのは中型、小型レーザーらしいです。気軽に使いやすいですものね!
ファブラボ北加賀屋の会員だと通常会員よりもお得な会員価格で利用出来る様ですよ。(北加賀屋の会員であるという印を持ってメイカーズで提示する手法で)詳細については恐らくまたウェブで提示するかと思います。
メイカーズのホームページはコチラ→http://www.comnet-makers.com
メイカーズさん、五十嵐社長ありがとうございました!!!
2013.12.09
「北加賀屋みんなのうえん祭 2013」で一度ワークショップしお披露目した「みんなカーゴ」でしたが、先日の12月7日再びワークショップを開催しました!
「みんなカーゴ」とは現代美術家の國府理さんとコラボして生まれた、新しい農園の“動くイス”です。國府さんが「みんなカーゴ」のデザイン案をもとにFABLAB北加賀屋のファブリケーション機械で切り出しサンプルを作り、そこからまたブラッシュアップして今の「みんなカーゴ」が生まれました。
場所は北加賀屋の住宅街にある「みんなのうえん」のカフェ内。
(私も初めて訪れたのですが元の建物の長所を残しリノベーションをし過ぎない内装外装で、北加賀屋の住宅街に土着している感じがとても良かったです。)
國府理さんが組立図を即興的に描いている様子。
さすが、上手いです!下描きなしなのが信じられません!
参加者の自己紹介が終わったら早速、作業開始。キットの部品を選ぶ所から始まります。好きな模様だったり色だったり選ぶのも面白かったりします。
木材のササクレをヤスリで削ります。地元の子供達も参加してくれました!
タイヤを組み立てている様子。
女性でも簡単に作れます!
釘を真っ直ぐ打つのは難しいですが最後には上手く釘を打ってました。
國府さんは参加者の方々と楽しく作っていました!
作家と参加者が自然に交流出来る媒体としても「ものづくり」が機能している良い時間でした。
様々な行程を経て完成!部品を選びヤスリで削る所から始まる「みんなカーゴ」作りは今の一方通行的な消費者と生産者の関係ではなく、消費者が生産するファブラボらしいワークショップだったと思います。「みんなのうえん」も食べる人が野菜を生産する場所なので媒体は違いますがとても共感出来る事が多い所でした。同じ北加賀屋という場で活動をしている団体同士がコラボレーションとしてワークショップを考えていく事は今後もしていけたら良いなと思います!
2013.12.04
初めまして、ファブラボ北加賀屋に8月からインターンとして来て以来大阪に来ています、望月梨絵と言います。フリーでイラストの仕事をしているのでファブラボの現状をイラストで描いていきたいなーっと思っています。
私はファブラボの知識、ほぼゼロの状態からスタートしました。なので機材に関しての知識も勿論ありません。またファブラボの外装内装も私が初めて来た7月から5ヶ月の間で大分変わりました。入り口はシャッターで開け閉めしていたのですがドアが付いたりラボ内の部屋と部屋の境の吹き抜けにガラスが付いたり棚が出来たり、一からのスタートを見させてもらっている感じなのです。
最初は無知識なFABLABの事を把握しようとしてましたがFABLAB自体が発展途中で出来上がった完成品ではなく、関わる人や出来事によっていつでも変わりうる事の出来る可能性を持った所だと理解しました。偶然にも東北から関東を超えて関西のFABLABに出会えたので、北加賀屋のFABLABがどんな風になっていくのか私の解釈で絵や文で綴っていきたいと思います。
どうぞ、ファブラボ北加賀屋にいらした際は宜しくお願い致します!
2013.12.02
神戸にある会員制ものづくりデジタル工房「Maker’s」との連携が決定致しました。
ファブラボ北加賀屋の設立時からお世話になっている、コムネット株式会社さんの運営する「Maker’s」との連携が決定しています。
具体的には「Maker’s」を利用する際に支払う会員料金が、ファブラボ北加賀屋メンバーであれば個人会員費STANDARD(¥14,040)が学生会員費(¥10,260)になるというものです。
ファブラボ北加賀屋はものづくり初心者が多いこともあり、設備の中心を入門機種に限ってそろえていますが、「Maker’s」にはレーザーカッターを中心としたハイエンド機材も各種そろえてあります。
日常的に試作品を検討するのは北加賀屋で、集中的に商品や完成品を加工するのは「Maker’s」でなど、利用の方法は様々あると思います。
手続きとしては、ファブラボ北加賀屋に直接お越しいただき、「Maker’s」を利用したいという旨つたえて頂ければ、メンバーである証明書を発行し、受付にあたっての詳細などもお伝え致します。