期間限定!ファブラボ小豆島(五日目)

2014.12.18

こんにちは。

fablab北加賀屋メンバーのmiyaです。

遅ればせながら、金曜日から参加させていただきました。

金曜日&土曜日のレポートを担当させていただきます。

 

の前に自己紹介。

ひょんなことからfablab北加賀屋に出入りするようになり、そこで見た高橋祐介さんの羽ばたき飛行機に一目惚れ。勝手に秘書&撮影係としてあちこちついていくように。今回も、土曜日の羽ばたき飛行機ワークショップのお手伝いが主なお仕事。

あと、自身としては、fablabで出会った仲間とともに、デジタルファブリケーションと電子工作を用いたミニ四駆のカスタマイズプロジェクト

Fab Vehicle PJ

で遊んでいます。

詳細はこちら

https://fablabkitakagaya.org/project_archive/fab-vehicle-pj/

https://www.facebook.com/groups/1485077668375071/

 

 

大阪を早朝に出発し、小豆島の坂手港へお昼前に到着。

事前情報ほぼなく、お気楽に来島してしまったことが災いし早速迷子に。

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坂手港の灯台跡地に設置されたヤノベケンジさんの作品「THE STAR ANGER」

 

港で途方にくれていると、津田さんが見つけてくださいました。

 

皆さんumakicampさんにおられるとのことで、持ってきた自転車でスィーっと移動。坂手港からumakicampさんまで約3kmほど。アップダウンが多かったですが、一つ一つの坂道が長くないので、難なく移動できました。

その途中に何軒もあるお醤油屋さん&佃煮屋さん!自転車に乗っているだけでとてもおなかが空く、よい香りが町中に漂っていました◎

 

15分たらずでumakicampさんへ到着。

小豆島地図

 

地図中、南東部の☆二つのうちの下が坂手港、その真上にあるもひとつの☆がumakicampさんの位置。

(後述の高尾石材さんはさらに北東部となります◎)

 

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左の小屋にはヤギの庄平さんが。お庭にはかまどもあります。

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中では吉岡夫妻が日曜日のワークショップに向けて、あわただしく作業されておりました。

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そうこうしている間にホームセンターに買出しに行っておられました皆さんが帰ってこられ、お昼ご飯タイム。島のそうめん屋さんの息子さんのつくられたおうどんに、近くの畑の抜きたてのお大根をおろしてかけ、島で生産されたお醤油をかけた、ぶっかけのおうどん!美味!

 

お昼過ぎからは、白石さん、津田さん、向井さんとともに、umakicampさんから北上した、福田というところにある高尾石材さんを見学させていただきに。車で移動。

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工場長さんの案内で中に入ると!3m超の巨大な石切カッター!迫力!

他にも、石の表面を整える機械や、サンドブラスト、バーナで石の表面を焼いてマットな仕上げにしたり、職人さんが手作業で行う複雑な加工、等々。いろいろ見せていただき、聞かせていただきまして、機械屋としては刺激的で始終大興奮でした◎

 

小豆島は昔から花崗岩の産地で、大坂城築城の際に切り出された花崗岩の石材の残石が各所に残っているとのこと。知りませんでした。小豆島内に石材関係の会社もいくつかあるそうです。高尾石材さんでは、島内の石のみならず、犬島など瀬戸内、はたまた、世界中の石を原料としてさまざまな加工をされているとのことでした。

 

工場裏の石材置き場の切り立ちも立派! (たまに崩れて落ちてくるらしいです…)

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また、昔ながらの石割にも挑戦されていました。矢穴からすべて手作業で掘り、堅い木材のクサビを打ち込んでいき、石を割る。コークス炉から手作りし、燃やし、鉄を鍛え、必要な工具を自分たちで作成。

木で石を割る先人たちの技術力、また、その技術を解明しようと取り組まれている姿に、いたく感銘を受けたのでした。

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石の端材を分けていただきました。今、fablab北加賀屋にある機械ではなかなか加工が難しいかもなー、と思いながらも、なにか使える機会があればと思って持ち帰らせていただきました。さて、何ができるでしょうか??

 

umakicampさんに戻ってくると、なんだかどんより暗いムード。

レーザーカッタの調子が思わしくなく…とりあえず、白石さんによるメンテナンススタート!

 

気がついたらFab Barの開店時間!早い時間からお子さんを連れたお客さんや、連日来ていただいているお客さん、噂を聞いていらっしゃったお客さん達で大賑わい!レーザーカッタで切ってほしいもの持参で来られるお客さんもいらっしゃいました。

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差し入れもたくさんいただきました。オリーブの新漬けとオリーブ茶、自作のパン、パテ、クッキー、みかん、ラーきくチャーハン…他にもたくさんたくさん把握しきれないほど。レーザーカッタ修理に必要なレンチを持ってきてくださった方もいらっしゃいました。Fabメンバー皆感涙。

※ラーきく…ラー油きくらげの佃煮。にんにく入り。

 

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    美味!ラーきくチャーハン!

 

白石さんによるレーザカッタメンテナンスも終わりましてそこからはレーザーカッタ、3Dプリンタ常時稼動(ちなみにこの3Dプリンタはfablab北加賀屋メンバーさんの手作り。凄い!)。イタリア料理店の看板が作られたり、押しご飯の凹型がつくられたり。あちこちで同時多発的にいろんなことが起きていて、不思議な空間となっていました。

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Bar外では吉岡夫妻のワークショップの準備も大詰め。

 

Fab Bar閉店後、エリエス荘にレーザーカッタを持ち帰り、作業の続き。わたしは次の日のワークショップに向けて大事をとりまして、夜更けにはお休みさせていただいたのですが(ちゅうても2時)、一部メンバーは3時半まで作業していたとのことでした…

 

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6日目もmiyaが担当させていただきます。ではまた明日!です。

 

期間限定!ファブラボ小豆島(二日目)

2014.12.14

さて、期間限定ファブラボ小豆島の2日目。紹介させていただくのは、わたくし白石です。

 

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私は主に美術の分野で活動しており、虹を作るための装置や、スクーターを改造した二足歩行ロボなど、実際に稼働する作品を作っています。また、その作品を社会にインストールする過程や影響に興味があるため、美術館やギャラリーでの発表だけでなく、街に出てパフォーマンス行うなどいろいろとやってきました。

私は、ファブラボ北加賀屋の共同設立者でもあるのですが、”デジタルファブリケーション機器を多種多様な人たちが使えるようになった時、どのように使われていくのか、そこでは何が生まれていくのか自分の目で見てみたい!”というのが立ち上げに関わった最大の動機です。

このようなことに関心がりますので、向井さんからの「小豆島での小さな社会実験してみませんか?」という言葉には二つ返事で「面白そうですね!」と意気投合。一週間の滞在制作に向かいました。

 

二日目はあいにくの雨。エリエス荘から車に揺られ20分ほどで着いたのが、小豆島に来て第1回目のワークショップ会場となる池田小学校です。 小豆島の池田地域にあるこの小学校は全校生徒173名の学校です。今回のワークショップは6年生31名と一緒に「3Dスキャナー・3Dプリンターを使って人文字を作ろう」というもので、学生さんに自分のシルエットが文字の一部になるようにポーズを取ってもらい、キネクトを使って全身を3Dスキャン。そのデータをCADソフトでレリーフ状に加工・合成し3Dプリンターで出力する予定です。今年の夏に兵庫県美術館で開催させていただいた”サインラボ”というワークショップの内容をアレンジしたものです。

到着後、校長先生に挨拶を済ませ、図工室に機材を運びこみ準備を始めました。 スキャン撮影用ステージを作り、機材を配置、パソコン操作する様子を見られるように、プロジェクターを設置して準備完了。授業スタートです!

 

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6年生が入ってくると教室はぎゅうぎゅうになりました。担任の先生や校長、視察の教育委員会の方々、記者も教室に入り、すごい熱気です。そして騒がしい!しかし、担任の先生の一声でみんなきちんと整列。津田さんからファブラボの説明や機械の説明を静かに聞いていましたが、班ごとに分かれスキャンをしますよー!と言った途端、皆元気よく制作が始まりました。

 

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出張WS時の図工室俯瞰図

 

今回のお題は「いちばんをめざせ いけだっこ」。班ごとに役割を振りわけ、どのようにしたらうまく人文字を作れるか考えながらスキャンしていきます。簡単な文字は二人で並びながら、複雑なものは合成することも考えながら部分的に撮影します。椅子を使ってみたらとか、後ろから手を出してみたらとか、水を入れたペットボトルに隠れて撮ってみたらとか(水の入ったペットボトルは、キネクトから照射される赤外線パターンを透過・屈折させるため、その部分のデータは欠損します)、いろいろな工夫が溢れてきます。

 

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キネクトでの3Dスキャンの様子。画面を確認しながら、全身を使って文字を作ります。

 

スキャンや合成の作業をしているあいだ、ファブラボ小豆島(仮)のメンバーは班ごとにアドバイスや、機材のデモンストレーションなどをして授業を盛り上げてくれていました。そして、全員分のスキャンと出力用データの制作を終わらせ、3Dプリンターが稼働し始めるのを見届けたところで授業終了です。

 

自分の体で作った形が、データとしてPCの中に取り込まれ、短い時間で目まぐるしく変化する様子はなかなかダイナミックです。このようして完成した自分の面影が残るポリゴンデータには、照れ臭さや愛着などいろいろな感情が湧いてきます。実際に自分で機材を使ってみることにより、そんな小さな感動を積み重ねていってもらえたら、ものづくりが今以上に楽しくなると思っています。

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制作した3D出力用データ

 

その後給食に参加させてもらい、給食時間の放送で羽ばたき飛行WSの紹介、昼休みには飛行機のデモフライトを行いました。帰りがけに3Dプリンターの制作風景が見られるように玄関に機材設置たり、参加した6年生に自分がポーズをとった3Dデータのシルエットを、お土産用シールにして持って帰ってもらう準備をしていたら、あぁっっっっっという間に下校時刻です。

 

下駄箱前の人だかりの中、ウィーン、イーン、ミーン…と動き続ける3Dプリンターを、授業に参加できなかった他の学年の子達も食い入るように見ています。「まだできないの?」という問いかけに「まだまだだよ」と答えるとワーッとどこかに行ってしまうというくだりを十数回繰り返し、やっと2文字出力し終えたのは17時過ぎ。残りの11文字は滞在中に制作しお渡しすることになっていたので、急いで”FabBar”の準備に移りました。移動途中にビールを仕入れ、30分遅れで”FabBar@小豆島”グランドオープンです!

 

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出力中の3Dプリンターを興味深そうに眺める

 

“FabBar”は2013年の瀬戸内芸術祭の作品として制作されたUmaki campで開店しました。いつもはキッチン設備や本棚、作業テーブルが置いてあるスペースに、新たにバーカウンターとデジタル工作機器を配置してお客さんを迎えます。

 

ファブラボはそこに関わる地域の人たちの手によってカタチがつくられます。そして、そのカタチを構成する要素のひとつとして、その土地にある資源が挙げられます。 木の多いところであれば、木材を使い、金属が手に入りやすければ、その加工方法を学ぶ。土地の資源と繋がることは、ストレスの少ないものづくりをするための一つの方法です。 小豆島は食材の豊かな土地です。オリーブ、醤油、そうめん、佃煮、お魚などなど、枚挙に暇がありません。

そして、この潤沢な食料資源を使って何かをするということをテーマの一つに据えてみませんかという提案を、向井さんからいただいていました。 デジタルファブリケーション機材を使って食材を直接加工する方法、関係するアイテムや製造過程、新たなビジネスモデルなど検討できる要素は沢山あります。食材がメディウムとなり人や物の交流が生まれれば、アイデアが連鎖して新しい可能性が見えてくるかもしれません。

“ファブラボのクリエイティブな雰囲気を作るのに一番大事なのは、いい音楽(Good Music)と美味しい料理(Free Food)だ”と言われていますが、まさにその通りだと思っています。

 

また、小豆島には、「作りすぎた食べ物を助けると思って食べるのを手伝ってください」という意味の”たべだすけ”という言葉があります。予算の限られるこのバーでは”たべだすけ“の仕組みを取り入れ、飲み物は有料、食事とデジタルファブリケーション機器の利用は無料。その代わり来られるお客さんに”たべだすけ”でもってこられる食材があれば持ってきてくださいというお願いをしました。

 

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FabBar俯瞰図

 

初日の食材は我々が用意したものしかなく心許なかったのですが、岩ちゃん(昨日ご自宅に伺った)が新漬けを持って登場!超絶美味しいオリーブをつまみにするとビールも進みます。

ビールを飲みながら話をする中で、”オリーブを食べるときの食器”の話題が出てきました。 オリーブについてくる爪楊枝食べづらくないですか?という話の流れから改善策を考え、すぐに”試作品を作ってみよう”となるのがFabLabのよいところです。ちょうどよく3Dプリンターもモデリングソフトもデータを作れるオペレーターもバーにあります。モチーフはオリーブの葉にしようということで即スケッチを描きます。イメージが形になると意見も出やすく、話も尽きません。オリーブの葉には突然変異でハート形になるものもあるということがわかると、その情報はすぐにデザインに反映され、開発どんどんは進みます。3Dモデルのデータが完成しプリンターで出力してみようというところで、この日は閉店時間を迎えました。

オリーブ用の食器の開発以外にも、地域のお祭りで使用する宝船の相談や、オリーブハイボールなる美味しいお酒の情報など、いろいろなお話が飛び出しました。

 

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お酒を飲みながらの話し合いはアイデアの連鎖が続きます

 

キッチンの持つ実験室的な雰囲気、バーの中で飛び交う思いつきのアイデア、デジタルファブリケーション機器の加工スピード、そしてウィットに富んだトークが重なり合い、気がつくとアイデアがどんどん物質化されていました。ラピッドプロトタイピングの実践ここにありという感じです。

 

しかし、このような素晴らしい状況は偶然できたものではありません。向井さんが、地域おこし協力隊として島に移住して1年、多様な活動をされて地盤を固めてくれていたからこそ、我々のような外部からの訪問者も大きな障害なく企画をスタートできたのだと思います。

 

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バーで書かれたスケッチ

 

この日の夜もバーの会計や振り返り、明日の打ち合わせを行っているうちに、すっかり深夜になってしまいました。さてさて、長かった2日目もここでおしまい。 この先、バーでスタートしたアイテム開発はどうなるのでしょう?また、向井さんはまだまだ紹介したいものがたくさんあるようです。この続きは3日目担当の吉岡(英)さんよろしくお願いします!では、また明日。

 

illustration: Rie Mochizuki

Photo:Kanoko Yoshioka

Hidetoshi Yoshioka

無印良品グランフロント店ワークショップ報告

2014.11.29

こんにちは。番頭の森本です。

 

先般ご報告した通り、11/22,23に無印良品グランフロント店でレーザーカッターを用いてオリジナルノートを作るワークショップを開催しました。

 

簡単ですが、その時の様子をご報告します!

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今回のWSでは、あらかじめ用意した文字やイラストのデータを組み合わせて、表紙のデザインを考えてもらいました。

 

参加者の方に、サンプルシートを見ながら紙に描いてもらうという、いたってシンプルな方法です。

 

 

 

 

 

 

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サイズ、傾きは自由に変更可能。

文字、イラストの個数も制限なしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーダーシートを元に、高速でデザインデータを作成するという、やや力技的な方法。

案の定、加工待ちのノートが溜まっていく有り様。お待ちいただいた方には大変申し訳なかったです。

 

 

 

 

 

 

 

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できあがりはこんな感じ。

ハイセンスな方多しです!

 

デザインを考えてもらい→データを作成し→加工する、までの流れは、今後いろんな方法を考えていきたいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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完全にMUJIさんのパワーだと思いますが、途切れる間もなく沢山のお客さんに来ていただけました。

 

ウェブのイベント告知を見て来られた方より、当日買い物に来た流れで、参加された方のほうが多かったように思います。

 

 

 

 

 

 

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初日が結構大変だったので、2日目は松本さんにヘルプを依頼。助かりました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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初日終了後、「忙しすぎて、めっちゃ汗かきましたわー。スポーツみたいっすねー。」と言いながら、翌日タートルネックのニットを着てくる井上氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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サンプルとして陳列していたノート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「えーめっちゃかわいいねんけどー!」という、黄色い声が何度も聞こえました。

ダッシュで駆け寄りたい衝動を抑えつつ、オペレーション作業に集中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回のワークショップで用いたお馴染みのファブフォント。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヘビーユーザーの方はお気づきかかもしれませんが、このサイン用にフォントを一部改変しています。

改変後のデータは、CCライセンスに則り後日公開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ラボの展示もなかなか好評。

こちらも「かわいい~」コールが連発でした。

 

先ほどと違い、このエリアはPCで作業してる場所のすぐ横だったので、たまに猛ダッシュで駆け寄りました。

 

 

 

 

 

 

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おそるおそる触られるファブビークル顔モデル。

優しい子だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 IMGP2978今回の展示の為に再生産したラボポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMGP3008掲示方法が秀逸!(白石さん製作)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あまりガチャガチャさせたくないという意図はあったものの、もうちょっと説明的な要素を用意しておいてもよかったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お話した方の中で「以前コーポの前まで行ったけど、怖くて入れなかった」という女性の方がいました。

それはまた別の問題かもしれませんが、このようなあと一歩踏み込めなかった方にラボの中身を覗いていただけたのはヨカッタなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとしたご縁から、ここまで発展した今回のイベント。

 

多くの方にご参加いただいた上、皆さん出来上がったノートを見て、もれなく喜んでいただけたので、

すごい手ごたえを感じました。

 

FABの世界にまだまだ可能性を感じる一方、もっと広くわかりやすく発信していく必要があるなと思いました。

 

今後も気軽にものづくりに触れてもらうイベントして、定期的に行っていきたいと考えています。

「MUJI×コーポ北加賀屋」行ってきました!

2014.11.24

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先週の土日に無印良品グランフロント店でファブラボ北加賀屋の森本康平さんがワークショップを開催していました。生憎、私は日曜の7時近くに行ったのでワークショップは終わった後だったのですが大盛況の様で森本さんと井上さん(ファブラボ北加賀屋)がひたすらワークショップでオーダーされたデータ作りとレーザーカッターを使ってノートに加工をしていました。先日お会いした㈱LDF代表の夏山一彦さんもいらして加工の手伝いをして下さっていました。

 

IMG_0001私が訪れた時もワークショップは既に終わっていても子供達が作りたそうにしていました。確かに私も小学生、中学校、高校の頃は、ノートや筆記用具などの持ち物に個性を出す事に力をいれていたのでもしレーザーカッターが身近にあったとしたらどうなっていただろうなと思いを馳せます。レーザーカッター使う工作の授業とか楽しそうです^^

 

『クリエイティブシェアトーク・奈良』行ってきました!

2014.11.21

IMG近鉄に乗って奈良まで行ってきました!初、奈良です!(中学校の頃に修学旅行でも鹿がいる公園に行きましたが殆ど忘れてしまっているので無効として)電車に乗りながら景色を観てたのですが不思議ですね、凄く面白かったです。京都に行く時の景色、和歌山に行く時の景色、山口に行く時の景色、それぞれ全然違くて、電車に乗っているだけで面白い!奈良駅に着いてからもコンセプトボードが掲げられている定食屋さんや使われていない屋根裏部屋に作ってしまった雑貨屋さんみたいなお店があったり、市民が提案して作り上げている感じのお店が多くて「良いな」って思いました!またじっくりみたい!

 

そんな場所で「接ぐ」をテーマにfablab北加賀屋の津田和俊さんと西尾美也さんの対話を聞きに行ったのですが凄く良かったのです!!

津田さんの話は神戸アートビレッジセンターで行われた地域交流プロジェクト「hanaso」でも聞いていたのですが対話する人が違うだけで全然違う内容になるのですね。新鮮で話を聞いているだけでワクワクしました。現代美術家の西尾さんは、服を使って表現していこうと考え始めた頃、世の中に既にあるファッションと呼ばれるモノとは自分のやりたい事が当てはまらないと感じ、自分で作り出す事を始めたと仰っていて「本当にそうだな」っと改めて考えさせられました。世の中に自分の求める答えがあると信じるのではなく、「なさそう」と判断し新たな分野を開拓する選択。消費するを前提に選択するのではなく、生産する事も選択肢にあるという場としてのファブラボが存在していると思っていたので津田さんの話と西尾さんのお話は違う分野ではあるけれど凄く近くて面白い。

 

まだまだメモした事は一杯あって考えたい事も一杯あるけれど、ゆっくり考えて行こうと思います。

IMG_0001西尾さんの服装、全く何のブランドでもないそうですが格好良かったです。お金がなければ素敵なお洋服は我慢しかないと、思っていましたが選択肢が増えました!