アクリル板で作るけん玉

2014.09.17

メンバーの制作物を紹介する第二回目、今回は柏木さんの「アクリル板で作るけん玉」を紹介いたします。

 

140915 KenDama

写真の透明な立体物がけん玉の「けん」と「玉」です。

レーザー加工機で3mmのアクリル板を切断してパーツを作成し、それらを立体的に組み合わせて制作されております。平べったいパーツからボリュームのある立体物を作る方法はレーザー加工を使う中でも人気のある工作方法ですが、この制作物は幾度かの試作を経て驚くほど精度の高い作品に仕上げられております。アクリル板はMDF板に比べると割高になってしまうものの、透明感は格別です。けん玉のようにちょっとした重さが必要なものに向いているのも利点ですね。

 

柏木さんの制作されたけん玉はパーツの形でイベントを通じて子供たちに配られており、子供たちは自分自身の手で組み立てたけん玉を使って柏木さんから遊び方を学びます。シンプルで明快な作りはその為に考案されたアイデアの一つです。既製品で遊ぶよりも一味二味も違う学びが得られる当作品は個人によるものづくりの好例だと思います。

入谷

お天気ガジェット

2014.09.12

ファブラボ北加賀屋メンバーの方が制作されていたものを紹介いたします。

arduinoで作るお天気お知らせガジェットです。

140911 OTENKIgadget

制作者の小﨑さんに教えていただいた使い方は

玄関に立てかけてある傘の取っ手にガジェットをひっかけておく
→雨が予報されている日にガジェットの前を通ると音を鳴らして教えてくれる

といったもので、twitter上から天気情報を取得してきたり、人感知センサーやブザー・LEDと組み合わせたりと応用を利かせた作品となっております。

ファブラボ北加賀屋ではガジェットのケースを制作されておりました。 レーザー加工機によるMDF板の切断ですね。安価で手軽ながら作者のセンスもあって心地良い見た目に仕上がりました。

140911 OTENKIgadgetCase

小﨑さん自身は電子工作に特別縁のある方でないものの、あれば便利だから作ってみようという意志でここまで到達されたことにいたく感動しました。今後の展開の一つはガジェットのコンパクト化とのことで、ますます洗練されていきそうですね。

入谷