生活者として小豆島に!

2015.01.13

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昨年の事になってしまうのですがファブラボ北加賀屋が出張で11月と12月に小豆島まで行ってきました。(6人によるリレー形式でブログにもアップされていると思いますが)11月には「期間限定ファブラボ小豆島」で、12月には「DESIGNEAST05 CAMP in shodo-shima」で小豆島に!私はどちらも一泊二日だけでしたが期間限定ファブラボ小豆島では約一週間に渡るプロジェクトでファブラボチームはタップリと関わっていました!期間限定ファブラボ小豆島はメンバー、一人一人の目線でブログの中で綴られています!気になる方は是非アーカイブをご覧下さい!

DESIGNEASTの方は「食」をキーワードに繰り広げられていました。小豆島で醤油ソムリエをされている黒島慶子さんが小豆島で加工された多種類の佃煮を持って来て下さっていて、それを自分で選び好きな形のおにぎりにして昼食山頂に行って食べるという事、そして夕飯は具材を小豆島の海、町、山からそれぞれ集めてきて鍋にして食べるというものでした。

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私は山チームとしてカバちゃんのもとで鍋に入れる鳥を仕留めに。

鳥を食材にするまでには行程がありました。水を汲んできて火を焚いてお湯を沸かす。鶏を捕まえて首を切り、逆さ吊りにして血を抜く。血が抜けたらお湯につけ毛穴を広げ毛を抜く。そしてやっと解体という段取り。食べられない内臓や毛、頭は穴を掘って埋める。(ちゃんと埋まっていないと野犬が荒らしにくるらしい。)一ヶ月に大体2羽食べるそうです。鶏を埋めに行った時、カバちゃんが「ハルオありがとう」と言ったので解体した一羽が「ハルオ」だという事が判明しました。名前のついている鳥を初めて食べました。

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新年明けましておめでとうございます!

2015.01.10

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明けましておめでとうございます!今年の初投稿させて頂きます。

先日、今年初のファブ利用を開始し、順調なスタートを切り出しました、望月です。

今日、初詣は私の実家静岡で済ませたのですが、地下鉄の広告ポスターで存在を知ってからずっと行きたいと思っていた「戎祭り」に行ってきました!今宮戎神社までの通りには屋台が出ていて、屋台を見ているだけで面白い!「銀杏」や「クロワッサンたい焼き」、ミカンが丸ごと飴になって売られている「ミカン飴」は初めて見ました。(「りんご飴」「ぶどう飴」「いちご飴」は知っていたけれど)所変われば屋台の種類も様々なのだと感心。そして今宮戎神社に近づいていくと食べ物系の屋台から縁起物の屋台に変わっていき、ますます感動。大阪民族博物館でみた日本館のお祭りの展示コーナーが現実に起こっている、そんな感じでした。今宮戎神社で笹の枝を貰い自分でカスタムして縁起物を付けるシステムにも驚きました。そして人の波にも。しかし、笹の枝を持つと何だかウキウキして傍観者から当事者になった感じで嬉しくなりました。笹のパワーは凄いですね。

どうぞ、今年も宜しくお願い致します。

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期間限定!ファブラボ小豆島(初日)

2014.12.13

こんにちは!ファブラボ北加賀屋メンバーの津田です。

 

2014年11月24日(月・祝)から30日(日)までの一週間、瀬戸内海の小豆島に、期間限定のファブラボ小豆島がオープンしました。主催はUmaki camp(後ほどご紹介します)、共催は小豆島町。そして今回、協力としてファブラボ北加賀屋のメンバー有志8名が関わりました。今日から一週間、その参加メンバーによるリレー形式のレポートをお届けしたいと思います。

 

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初日のレポートは僕が担当します。その前に簡単に自己紹介をさせていただくと、いま僕は大学助教として研究・教育活動に取り組むかたわら、ファブラボ北加賀屋には共同設立者としてその運営に関わっています。ここ十数年は地域・分野・背景など多様な背景を持つ人々が集まる場をつくることに一つの関心を抱いています。瀬戸内国際芸術祭に関わっている友人が沢山いたことから、小豆島には昨年の「お日待ち」以来かれこれ4回ほど訪れていましたが、ほぼ一週間も滞在するのは初めて。今回この地域にどのような場が生まれるか、期待しながら途に就きました。

 

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今回の企画の発起人は、小豆島町地域おこし協力隊であり、Umaki campを運営している向井達也さん。小豆島に移住する前は、コーポ北加賀屋に一緒に入居している建築設計事務所ドットアーキテクツのスタッフでした。Umaki campは、瀬戸内国際芸術祭2013の出展作品として、誰もが「建てる」ことに参加できる建築というコンセプトのもと、ドットアーキテクツの設計・施行によってつくられた場所です。制作期間は約4ヶ月、その間ほぼ島に滞在しながら制作を担当したのが向井さんでした。その後Umaki campは行政が関わりながらも定めすぎないルールに基づいて、誰でも使うことができるキッチンやワークショップ会場として運営され、自然と人が集まる場となっています。

 

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実は昨年から小豆島にもファブラボを設立したいという声は既にありました。僕のところにも個別にはご相談いただき、その都度お話をしてきました。しかし、ファブラボはその運営方法に確固としたカタチが決まっているものではなく、その地域に暮らす人たちの手によって地域ごとにカタチが決まってくるものです。小豆島には、どんなカタチが適しているか。どうやってつくっていけばいいか。そして、そもそも本当に必要なのかどうか。実際に地域の人たちと社会実験しながら、一緒に考えるほかありません。そこで、向井さんのお声がけのもと、まずは一週間、期間限定でファブラボをオープンしてみようということになりました。今回の企画に寄せる想いとして、向井さんの案内文を以下にご紹介します。

 

 

 今回のイベントは一過性のイベントではなく、小豆島の、四国の、物づくりに関わる人たちを結ぶスタートラインです。

FabLabの機械は魔法の道具ではありません。「発想をもった使い手」も必要だし、「新しいことを応援する人」も必要です。市民による立ち上げの、市民による工房でなければなりません。単なる道具ではなく、市民工房という考え方です。

“3Dプリンタ”や“電子工学”に少しでも興味をもつ人に来てもらいたい。皆様熱い支援を、小豆島に、四国全土に知れ渡る為の広いシェアを、お願い致します。

そして私には関係がない、と思っている “あなた” に来て頂けるように映画上映やバー、ワークショップなど様々な切り口を用意しています。オタクな世界ではなく、日常を楽しく、便利に、ユーモラスに変える始まりです。

FabLab小豆島が成立するかどうかはあなたにかかっています。

皆様ご協力ご支援、よろしくお願い致します。

 

 

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初日の24日(月・祝)、白石さん、井上さん、吉岡さん夫妻、津田の5名が坂手港から小豆島入りしました。会期中滞在したのは坂手港近くのエリエス荘という施設。瀬戸内国際芸術祭を機に、宿泊・交流・作品制作の拠点として活用されている公営の施設です。僕たちも会期中、宿泊だけではなく、地域の方との交流や作品制作の場の一つとしてエリエス荘を使用させていただきました。初日は到着後、まずは各々部屋に荷物を置き、そうそうにUmaki campに向かいました。Umaki campに到着してから少し時間があったので、向井さんの案内のもと、その周辺の馬木地区・醤の郷を散策。散策中に訪れたのは、岩ちゃん(石井岩男さん)のお宅です。フレッシュなオリーブオイルやオリーブの新漬けをご馳走になりながら、オリーブ講座を受けました。オリーブの生育を人の年齢に例えながら話す岩ちゃんのオリーブ談義はとても分かりやすく勉強になります。岩ちゃんには二日目以降ほぼ毎日お世話になることになります。

 

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初日の企画は「Theater」、関連ドキュメンタリー映画の上映会です。会場の旧醤油会館に移動し、仮設の映画館にするため、大きめのスクリーンやプロジェクタを設置し、醤油瓶用の木箱をならべて椅子にします。映画上映の準備を終えた僕たちは、ファブラボ小豆島準備室(仮)の方々との顔合わせを行いました。ITエンジニアの方、工務店の方、町議員の方。小豆島でファブラボに関心のある方が、同じ場に会して議論しはじめる。映画の幕が開ける前に、ファブラボ小豆島の幕が開けました。

 

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 今回の上映会は2本立て。19時から「Maker」、続いて20時過ぎから「Making, Living, Sharing」を上映しました。「Maker」は、アメリカにおける Maker ムーヴメントの現在を描いたドキュメンタリー映画です。Makerムーヴメントを先導する多数のキーマンたちの取材を通じてわかりやすく紹介しています。一方、「Making, Living, Sharing」は、ノルウェー出身のイェンス・ディヴィク氏が、約2年間にわたって世界各地のファブラボを自ら訪ね歩き、撮影した映画です。アイデアをオープンにすることで、ものづくりの可能性が広がっていく様子が描かれ、次世代の産業や製品開発のあり方を示唆しています。

 

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 少し趣の異なる2つのドキュメンタリー映画。上映後に町の人たちから感想をお伺いしたところ、特にファブラボを今回の企画で初めて耳にした方たちにとって「Maker」の話は自分たちとはどこか遠い世界のように感じ、一方「Making, Living, Sharing」の話は鎌倉の事例もあり身近な世界のこととして感じられたようです。これは映画に限ったことではなく、ファブラボのことを多くの人たちにとって身近なこととして感じてもらうためには僕たちももっといろいろな試行をする必要がありそうです。

 

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映画上映がおわり、エリエス荘に戻った僕たちは、2時頃まで翌日の準備をしました。初日はここまで。二日目のレポートは白石さんです。

「MUJI×コーポ北加賀屋」行ってきました!

2014.11.24

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先週の土日に無印良品グランフロント店でファブラボ北加賀屋の森本康平さんがワークショップを開催していました。生憎、私は日曜の7時近くに行ったのでワークショップは終わった後だったのですが大盛況の様で森本さんと井上さん(ファブラボ北加賀屋)がひたすらワークショップでオーダーされたデータ作りとレーザーカッターを使ってノートに加工をしていました。先日お会いした㈱LDF代表の夏山一彦さんもいらして加工の手伝いをして下さっていました。

 

IMG_0001私が訪れた時もワークショップは既に終わっていても子供達が作りたそうにしていました。確かに私も小学生、中学校、高校の頃は、ノートや筆記用具などの持ち物に個性を出す事に力をいれていたのでもしレーザーカッターが身近にあったとしたらどうなっていただろうなと思いを馳せます。レーザーカッター使う工作の授業とか楽しそうです^^

 

『クリエイティブシェアトーク・奈良』行ってきました!

2014.11.21

IMG近鉄に乗って奈良まで行ってきました!初、奈良です!(中学校の頃に修学旅行でも鹿がいる公園に行きましたが殆ど忘れてしまっているので無効として)電車に乗りながら景色を観てたのですが不思議ですね、凄く面白かったです。京都に行く時の景色、和歌山に行く時の景色、山口に行く時の景色、それぞれ全然違くて、電車に乗っているだけで面白い!奈良駅に着いてからもコンセプトボードが掲げられている定食屋さんや使われていない屋根裏部屋に作ってしまった雑貨屋さんみたいなお店があったり、市民が提案して作り上げている感じのお店が多くて「良いな」って思いました!またじっくりみたい!

 

そんな場所で「接ぐ」をテーマにfablab北加賀屋の津田和俊さんと西尾美也さんの対話を聞きに行ったのですが凄く良かったのです!!

津田さんの話は神戸アートビレッジセンターで行われた地域交流プロジェクト「hanaso」でも聞いていたのですが対話する人が違うだけで全然違う内容になるのですね。新鮮で話を聞いているだけでワクワクしました。現代美術家の西尾さんは、服を使って表現していこうと考え始めた頃、世の中に既にあるファッションと呼ばれるモノとは自分のやりたい事が当てはまらないと感じ、自分で作り出す事を始めたと仰っていて「本当にそうだな」っと改めて考えさせられました。世の中に自分の求める答えがあると信じるのではなく、「なさそう」と判断し新たな分野を開拓する選択。消費するを前提に選択するのではなく、生産する事も選択肢にあるという場としてのファブラボが存在していると思っていたので津田さんの話と西尾さんのお話は違う分野ではあるけれど凄く近くて面白い。

 

まだまだメモした事は一杯あって考えたい事も一杯あるけれど、ゆっくり考えて行こうと思います。

IMG_0001西尾さんの服装、全く何のブランドでもないそうですが格好良かったです。お金がなければ素敵なお洋服は我慢しかないと、思っていましたが選択肢が増えました!