3Dプリンタで組立式お茶碗

2014.11.03

今回は3Dプリンタによる作品を紹介いたします。
谷川さん作、「アウトドア用・組立式お茶碗」です。
かのキリマンジャロにてお椀で白米を食べられるよう作られたという、まことにスケールのでかい作品です。

 

TanikawasanA

お椀の底とうわぶち、それらをつなぐ柱と留め具で構成されており、お米を受ける部分は写真内のアルミ箔ではなく断熱シートを張って使うとのことなので、これらのパーツはシートを支えるための骨組みといったところでしょうか。長期間にわたって持ち運んで使うとなると強度が気になるところですが、簡潔な作りと随所に使われている金具のおかげでなかなかタフそうです。

 

 

 

 

 

 

TanigawasanC

既製品の登山用食器はどうかとお尋ねすると、形が四角くて合わなかったという返答をいただきました。用途が特別となるとなかなか気に入ったものを見つけられないのが常ですが、そんな時でも自分に合った一品を用意できてしまうのがもの作りですね。いざ使ってみると何かと気付かされることが多いのももの作りです。雲よりもはるか上にて使うお茶碗にどのような感想を持たれるのかぜひお聞きしたいところです。

入谷